年末なので、「君たちはどう生きるか」と「オッペンハイマー」のDVDをレンタルした。両作とも今年のアカデミー賞でオスカーを授与された作品であるが、予約しなくてもレンタルすることができた。しかし、「君たちはどう生きるか」のディスクを光学ドライブにセットし、mpvで再生しようとした時に事件は起きた。なぜかターミナルにエラーコードが表示され、ディスクを読み込めなかったのである。それを受けて、私はまずソフトウェアの問題を疑い、VLCでも再生を試みた。しかし、同じようなエラーが発生し、やはり再生できなかった。次に、私はディスクの問題を疑った。光学ドライブの中身を「オッペンハイマー」に入れ替えて再び再生を試みた。しかし、結果は同じであった。ハードウェアの問題も一瞬疑ったが、前のブログにも書いてある通り、引っ越し前に中学校卒業記念のDVDを再生しているので、それはないと考えた。そこで、引っ越しの前後でPCの環境に変化はないかを考えてみると、Debianを新しいバージョンにアップグレードしていたことを思い出した。ブラウザで「Debian DVD」と検索してみると、やはり情報が出てきた。どうやら、今まで標準搭載されていたコンテンツスクランブルシステムが最近のDebianではなくなったらしい。「君たちはどう生きるか」と「オッペンハイマー」をゲオで簡単にレンタルできた時も思ったが、もう円盤で映画を観る人はいないのか。